PS4『EVE rebirth terror』感想(ネタバレあり)

深浦麻世がテラーに殺されるわけだが、小次郎的には衝撃的な事件として描かれているが、それまでにあんまり出てくるわけでもなくあまり印象に残らないままに殺されるのでプレイヤー側からはそんなにショッキングでもなく、もう少しキャラクターの肉付けが欲しかったと思う。

本作は、ストーリー自体はいいものの全体的に肉付けが弱いという印象を受けた。

それから、後半のバトルシーンがややぐだったように感じる。

美ノ上みなとが法条まりなというトリックも、主人公=プレイヤーというゲーム形式ではやや反則なトリックのようにも感じた。

最後に御堂真弥子が復活するが、賛否両論あると思うが、僕はよかったと思ってる。

本作では、音無橘花が前作でいう御堂真弥子ポジションのキャラで、真弥子はまりなと行動を共にしたが、今回の橘花は小次郎に着いたり、小次郎が二階堂のよう殺人犯に仕立てられ上げられたり、リバーという桂木源三郎ポジションのキャラが出てくるなど、前作の設定をアレンジしつつ、話の本質は前作と同じようなことをやっているという印象を受けた。

似たような話だからファンは安心して楽しめる。毎回全く同じとうわけではないが、ストーリーの展開は同じという水戸黄門みたいなワンパターンな展開が人間好きなんだろうと思ったりする。

で、御堂真弥子と対になる音無橘花が最後に出会って会話する。ここに往年のファンはいろいろな思い出を重ねてしまい感動するわけですね。

シナリオライターのさかき傘は、菅野さんの作品に人生の5本の指に入るほど影響を受けたとブログでも公言しており、「EVE rebirth terror」は、まさにファンによるファンのための作品だったんじゃないかなと思います。

ストーリーも面白かったし、なにより演出が素晴らしい作品で、オープニングムービーも凄くかっこよくて、音無橘花が意味ありげに「エール外国人学校」とつぶやいた直後にあのかっこいいOPが流れるところがむっちゃかっこよくてじーんきましたね。

最後のエンディングの入りも絶妙でアレンジされたED曲もむちゃくちゃかっこよくて、なんか20年前のあの時の夢中で「EVE burst error」をプレイした時の空気がいっきに蘇ってきて、前回の記事でも書いたけど、思い出がリマスターされて、最後の「御堂真弥子 岡本麻弥」の表示で涙出る。っていう恐らく元々のファンじゃないとわからない感動があったと思います。

今後は、「EVE burst error」と「EVE rebirth terror」の2作を踏まえつつ、ルパンのTVスペシャルみたいにあまり話つながってなくてもいいから、小次郎やまりななどお馴染みの面々が活躍するような話でシリーズ化していってもいいんじゃないかと僕は思う。

さかき傘さんのシナリオもいいんだけど、毎回違うライターでやるってのも面白いのかもしれない。