透析の選択肢

腎不全による透析には、血液透析と腹膜透析がある。

腎不全は、腎臓の機能が低下していき最終的には腎機能が全く働かなくなる。腎臓は、簡単に言うと血液の老廃物を除去している臓器なので、腎臓が機能しなくなると老廃物が体にたまり尿毒症を起こして死んでしまう。

そのため人工透析をして体から老廃物を取り除かないと生きていけないわけだが、最初にも書いたように、透析には、血液透析と腹膜透析がある。

血液透析は、週3回。2日1度というペースで透析施設に通い4~5時間かけて血液を浄化する。一方、腹膜透析は、腹膜というお腹らへんにある空間に透析液を入れ4~5時間くらい貯めておくと透析液に老廃物が集まってくるのでそれを捨てることによって透析が出来る。自宅で自分で出来るが毎日数回透析液の交換が必要になるが、透析液を貯めている間は自由に動けるので比較的自由度の高い透析方法となっている。

実際はもっといろいろあるんだが簡単に言えば、透析とは以上のようなものになる。

しかし、最近はもう一つの選択肢を患者に与える病院が出てきたようだ。

mainichi.jp

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それは「透析をしない」という選択肢だ。

透析患者にとって透析をしないというのは、イコール死ぬということ。

ただ透析は人によっては精神的にも肉体的にも非常に辛く、また一生死ぬまでやらなければいけないという状況から透析を苦にしている人もたくさんいる。そういう人に「透析をしない選択肢もあるよ」と提案しているのが上記の記事の公立福生病院だ。

44歳の女性が透析を中止し一週間後に亡くなった件をきっかけに明らかになったこととして、30代と55歳の男性が透析を中止し55歳の男性が亡くなっているほか、最初から透析をしない「非導入」の選択肢を終末期ではない患者149人に示し20人が死亡したということだ。

つまりこの福生病院というのは「透析しない」選択肢というのを一つの選択肢として普通に患者に示しているということ。これがいいか悪いかは僕にはわからない。

ただ、今、腹膜透析をしている僕にとっては、改めて自分が透析で生かされている身であることを実感したし、まだ生きていたいと思った出来事だった。これからは、「透析をしない」という選択肢もあるんだということを頭の隅におきながら生きる意味を考えながら生きていきたいと思った。