読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

PS4版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」レビュー(プレイ日記2)

yu-no.jp


歴史学者父親が失踪するが、その父親から主人公・有馬たくやの元にリフレクターという平行世界を行き来出来るアイテムが届く。有馬たくやは、リフレクターを使い、父親失踪の謎に迫っていく・・・。平行世界を行き来し謎に迫っていくテキスト主体のSFアドベンチャーゲーム

およそ19年前に発売されたセガサターン版を発売当時にプレイしどハマリした大変思い入れの強い僕にとっての心の名作である「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のリメイク版は、キャラデザや声優が変更され、プレイし始めた時は違和感もあったが、プレイしていくうちに慣れていったし、最終的には、それなりに悪くないリメイクになっていたと思う。

原作のPC版は20年前の作品であり、ゲームシステムやシナリオに、やや古臭い部分もあるが、今回のリメイク版も十分本来の面白さが再現されていると思ったし、今、YU-NOをやるなら、このリメイク版をやるのが一番いいんじゃないかと思います。

このゲームは、美少女ゲームのいわゆるキャラルートを平行世界と見立てて、リフレクターというアイテムを使って行き来し物語を進めていくゲームで、例えば、Cルートで入手したアイテムで、Aルートの事件を解決するみたいなゲームシステムになっているのと、分岐ルートをマップ探索する要素や、その分岐マップ上に散らばった「宝玉」と呼ばれるものを集める要素などを絡めたゲーム性の高いアドベンチャーゲームとなっています。

やや面倒な部分もあるかもしれないが、リフレクターの点滅や、ルートが移動したときになる音を頼りに分岐マップを確認しつつルートを探したり、再びアイテムを入手するために一度やったルートをやり直したり、プレイヤーが取った行動そのものが、プレイヤー=主人公として、自分だけの物語になるというところがこのゲームの醍醐味だと思います。

後半は、一本道のルートになるんですが、それまでの謎が氷解するルートであり、ラストは非常に素晴らしい展開なので、前半はゲーム。後半は一本の物語として完成されていて、やっぱり僕にとって「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、最高の作品だなと改めて思いました。


以下、余談・・・

このゲームは、菅野ひろゆき(当時のペンネームは剣乃ゆきひろ)という方が、企画・脚本・ゲームデザイン・総合プロデュースを担当し、エルフにて開発販売したゲームをリメイクしたもので、菅野ひろゆき氏は、このゲームを制作した後、エルフを退社し、株式会社アーベルを設立し、代表取締役社長に就任し、ゲーム制作を行っていたが、2011年12月19日に43歳という若さで亡くなられている。

この菅野ひろゆき氏がアーベル時代に制作していたが結局発売されることなく亡くなられてしまった「ミステリート2」というゲームがあるのだが、これが、今回「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のリメイク版を担当したMAGES.の浅田誠プロデューサーの元で、既に発売されている「ミステリート1」と新作「ミステリート2」を合わせた「ミステリートF」として制作中となっていているので、こちらも出たらぜひやってみてください。僕もずっと待ってるんですよねこれ。

mystereet-f.jp


あと、菅野ひろゆき氏がエルフに入る前に制作した名作「EVE burst error」と「DESIRE」というゲームがあるんですが、「EVE burst error」は、昨年に、「EVE burst error R」としてリマスター版が発売されているのと、「DESIRE」のリマスター版が今月の27日に発売されます。どちらも超名作なのでYU-NOにハマられた方はぜひやってみてください。

eve.el-dia.net

el-dia.net


最後に、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を制作したエルフですが、残念ながらMAGES.にYU-NOの権利を譲渡した上で、昨年3月にホームページ閉鎖。今年3月にサポートも終了となり、YU-NO以外の作品の権利はDMMへ譲渡した模様なんですが、一説には、土天冥海=蛭田昌人とも言われている土天冥海がシナリオを担当してるゲームが結構面白いんで、18禁ゲームに抵抗がなければやってみてね。「媚肉の香り」「ボクの彼女はガテン系」あたりがオススメです。