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映画「完全なる飼育 愛の40日」感想

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ドラマ「火花」のNHKの番組サイトの監督紹介のところで、監督の他作品が紹介されてたので、それをNetflixで検索かけてあったものをマイリストにいくつか入れたところ、この映画がおすすめとして出てきて、女性が縛られてて、「完全なる飼育」ですからね。これはやばそう、でも見たいって感じで見てみました。

2001年の作品なので画質はVHF並の荒い画質で、逆に時代感を感じてよかったのと、冒頭、心理カウンセラーを演じる竹中直人と主人公の女性が出会うところが不自然なのと、カウセリングを通して監禁生活を振り返っていく展開なんだけど、個人的には、カウンセリングシーンはいらんかったなと思った。

女子高生の少女がサラリーマンの男に拉致され、彼の暮らすワンルームアパートに監禁され生活していくわけですが、この異常な生活を通して彼女の心が徐々に変化していく過程が面白かったと思います。

あと、この女子高生を演じる深海理絵が、結構かわいくて、エロい体をしてるので、その辺も見どころだったと思います。

陳腐なストーリーかもしれないけど、異常な生活の物語に個人的には引き込まれたし、結構楽しめました。


以下、ネタバレあり





この映画は、「監禁された女子高生と犯人の間に愛が芽生える」というコンセプトでシリーズ化されていて、この映画は2作目となるらしい。「犯人との間に愛が芽生える」というところが個人的にはネタバレだと思ったので上では伏せることにしたが、「犯人との間に愛が芽生える」なんてあるわけないだろ!と思うわけですが

実際の生活を想像してみると、両手に手錠をつけられ一日中、犯人の帰りを待っていて、電気もつけられず、ただ待っているだけ、そこに「ただいまー」とおっさんが食べ物を持って帰ってくる。という生活が何日か続くと、ある程度、彼を頼る心理が生まれてくるかもしれないと思ったりした。

あと、重要ポイントとして、一番最初の拉致した際に服を脱がせレイプしようとするが、激しく拒否られて断念するわけだが、あの時、無理矢理レイプしてしまうことも可能だったと思うが、「ごめんね、ごめんね」と謝って、レイプしなかったことも大きように思う。あそこでレイプしちゃってたら、あとは憎しみしか残らなかったかもしれない。

逃げようとした時だけ怖いけど、基本的には優しく彼女のためにいろいろしてくれて「愛してるよ」とか言われて、友達もあまりいなかったような子でもあったのもあって、徐々に心を開いていったのではないかと想像する。

この拉致された女子高生は、終始演技が棒で気になったが、このちょっと抑揚のない感情の乏しい子だったからこそ、誘拐され、逃げるチャンスがあっても逃げなかったという風にも解釈出来るかなと思ってる。

シリーズ化もされてるし、それなりに人気の作品ってことなんだろうけど、男にとっては1度は妄想する危険な願望が題材とされていて、その異様な生活が非常に魅惑的で引き込まれました。

ちょっと古めの懐かしい感じの空気感と雰囲気あふれる音楽も結構良かったと思います。

こういうちょっとイッちゃった感じの映画もたまにはいいかなと思ったりしました。