読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『YU-NO』音楽家・高見龍氏インタビューを読んで思ったこと

jp.automaton.am

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の音楽の一部も担当していた高見龍氏が当時の音楽制作秘話や菅野ひろゆきの人物像、蛭田昌人作品との比較まで語られた美少女ゲームファン必読のインタビューを読んで思ったことを書きます。

僕は菅野ひろゆきの大ファンなんですが、彼のパーソナルな部分は今まであまり公表されてこなかった。それが知れたこのインタビューは非常に価値のある資料的なものになっていると思います。

中でも菅野ひろゆきの読書話には興味を惹かれました。高見龍さんが、菅野ひろゆきと読書について語った際よく出てきた作家として、「島田荘司さん、綾辻行人さんとか、横溝正史の金田一シリーズ」を上げていたり、オススメとして御手洗潔シリーズの「占星術殺人事件を紹介されたり、SFに関してジェイムズ・P・ホーガンの「量子宇宙干渉機」の名前が出てきたそうです。

どこかで、菅野さんは「怪盗ルパン」が愛読書みたいなことを読んだ気がするんだけど、菅野ひろゆきメモリアルの追悼本をざっと読んだけど、小5の時に「怪盗ルパン」にハマったと書いてある程度でしたが、たぶん、どっかで「怪盗ルパン」が愛読書と言ってたはずで、「ミステリート」がそんな感じのゲームかなと思いますね。

ゲームでは「かまいたちの夜」を褒めていたそうで、菅野さんは「弟切草』や『かまいたちの夜』ができて、なんで『YU-NO』の分岐システムのA.D.M.Sを誰もやらないのかが不思議でしょうがない」とずっと言っていたそう。

YU-NO』はシステム的には『かまいたちの夜』を視覚的に見せることにして、自由に移動できるようにした。そしたら簡単になっちゃうので、制限としてつけたのが宝玉です。

YU-NO」は、「かまいたちの夜」に影響を受けた作品だったんですね。「かまいたちの夜」は、菅野さん以外にもさまざまな作品に影響を与えていて凄いゲームだなと改めて思わされました。ちなみに僕は、「かまいたちの夜」はプレイしたことはありません。

リーフ作品が、サウンドノベルは商標取られてたからビジュアルノベルで作品を出していて、「雫」「痕」「ToHeart」は有名ですよね。あと、「ひぐらしのなく頃に」も「かまいたちの夜」に大きく影響を受けた作品ですよね。

インタビューに戻って、高見さんが菅野さんに「(YU-NOは)ボトムズですよね?」と聞いたところ「高見さんだけですよ、ちゃんとそのあたりをわかってくれるのは」と言われたそうで、「YU-NOは、ボトムズなのか!」とボトムズ見たことないので、今度、見てみようかなと思ったりしてます。

このインタビュー読んだ後に、菅野ひろゆきメモリアルのトリビュートブック(追悼本)を改めてざっくりと読み返してみたりしたんだけど、アーベルは、菅野さんがやりたいことをやるために立ち上げたらしいんだけど、経営とクリエイティブな作業がごっちゃになってうまくいかなかったというようなことらしいんだけど、後年の作品は、ちょっと微妙な作品が多く、なんでああなってしまったんだろうと、一番の闇、アーベル時代の菅野さんのことをもっと知りたいと思ったりしました。

高見さんのインタビューでも「あれは本当に常人にはついていけないレベルで、だから菅野さんみたいに天才についていける人は限られてしまい、それによって菅野さんの後年の評価があったのかなとも思います。」とあるし、天才すぎて、返っていろいろ上手く行かなくなってしまって、でも菅野さんのツイッターとか見ると結構忙しかったようだし、そういうのがたたって亡くなられたんだろうと思うんだけど、やはりすごく残念な気持ちはありますね。

先日のニコ生で、PS4&VITA版「YU-NO」をプレイする映像を見ていたら、凄くワクワクして、またこういうシステムの新しいゲームをやりたいと思ったんだけど、もう菅野ひろゆきはいないし、完全な代わりになる人もいないわけだけど、「YU-NO」「探偵紳士」「ミステリート」の一連の菅野タイトルが出た後は、これらの制作に関わった浅田プロデューサーにまたなんか菅野作品っぽい完全新作を出してほしいなと思ったりしてます。

で、高見さんのインタビュー読んでて、結構高見さんもゲームに関しての見識がある感じがしたし、実際の制作現場も知っている人だし、意外と面白いゲームが作れてしまったりする人なんじゃないかなと思ったりしてて、シナリオまではいかなくても、ゲーム企画に関わってみたりしたらどうかなと思ったりしました。